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銃剣さんいらっしゃい【インド旅行記】

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人見知りがインド行ったら人生変わった。第3話

 

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空港の職員に銃剣を首元に突きつけられたあと、その銃剣を持ったインド人にバス停の場所を聞くことにした。するとその銃剣さんは的確にバス停の場所を教えてくれた。

 

 

モノゴイの件も 、「外の銃剣を持った警備員の横に立てば大丈夫だぞ。」と教えてくれた。

 

 

それと、彼はこう言った。「お前、なんかダマされそうな顔しているから気を付けろよ!」

 

 

「いや、どんな顔だよ!!」

 

 

「やめろよ。なんかこれから不安になるだろ。。」

 

 

僕はとりあえず、「センキュー」と言って、空港の外に出た。やっぱりモノゴイの人が追いかけてきたけれど、外に立っている銃剣を持った警備員の横に立つと、確かに彼らは追いかけてこなかった。

 

 

何か謎のルールがあるんだろう。トランプの「大富豪」の地元のルール見たいなやつが、階段しばりみたいなやつが。

 

 

空港のバス停の前には、僕とこの銃剣さんしかいなかった。

 

 

僕は銃剣さんに聞いた。「バスは何分くらいで来ますか?」

 

 

「30分くらいでくるよ」と少しぶっきらぼうに彼は答えた。

 

 

寡黙で、ぶっきらぼうな方が今は信用できた。おしゃべりなやつの9割は詐欺師だから。僕は銃剣の横で直立不動で20分くらい待った。すると、30年使ったスクールバスよりもオンボロなバスが目の前に現れた。

 

 

「こ、、これに乗るのか、、」少し憂鬱になったけど、まだ見ぬ冒険に期待もあった。

 

 

「センキュー」と銃剣さんに僕は別れを告げた。たった30分間だったけど、彼らは最高の相棒だった。ピカチュウリザードンくらい頼もしかった。

 

「いけぇ銃剣。10万ボルトだ!!」

 

 

バス停の運転手が行先を大きな声で叫んだ「デンデルー!デンデルー!」、なまりが酷くて聞き取れなかったけど、僕はこのバスに乗ることにした。

 

 

果たして今日中にホテルに着くのだろうか、時刻は既に22時になろうとしていた。

 

 

 外の景色は「ここって、富士の樹海か何かですか?」ってくらいもう真っ暗だった。

 

 

「てか、町全体が停電しているんですか?」と僕は思った。

 

 

それでもバスは進む。

 

 

さぁ、インドという迷いの森へ。

 

 

つづく。。。

 

 

(夜のインドの街並み↓)

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