【疑問】プレミア12とWBCの違い。野球がマイナースポーツと言われる理由。
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プレミア12とは何か?
野球の大会ということはわかるけれど、WBCと何が違うんでしょうか?
今日はプレミア12とWBCの違いを解説します。世界における野球の現状と仕組みが関わってきますのでそちらも説明していきます。
(読了目安時間は3分です)
野球は世界的にみるとマイナースポーツだ。
野球は世界的にみるとマイナースポーツなのです。マイナーというと少し語弊がありますね、世界中で超メジャーではないと言っておきましょう。
それは世界での競技人口が少ないからです。
けれど、よくネットのデータで競技人口がバスケとサッカーは何億人で野球は何千万だというデータがありますが、曖昧なものも多いです。
なので今回は世界野球ソフトボール協会のランキングと、サッカーのFIFAランキングの参加国の数を比べてみました。
世界野球ソフトボールランキング
野球が76の国と地域、サッカーが209の国と地域が参加しています。
参加している国の数が大分違います。競技する国や人が多ければ、観戦者やファンの数も多い。ということが一般的には言えるでしょう。
一説には野球はルールが複雑だったり道具をある程度揃える必要があるため世界で普及していないのではないかと言われています。道具を使うことがまた野球の面白さでもあるので難しいところではあります。(あとはクリケットなどの類似スポーツの人気も影響しているのではないかと個人的には思います。)
WBCとプレミア12ができた経緯
この野球がとても面白いスポーツだけど、マイナースポーツかもしれないというのが、WBCとプレミア12ができた理由とか経緯でもあります。2つの経緯がわかれば違いが分かります。
WBCができた理由
東京オリンピックでは野球が競技として復活しましたが、野球とソフトボールがオリンピックから外されたことがありました。理由は競技参加国が少ないこととスタジアム建設費が高いことです。
サッカーや陸上競技などは大きな四角い競技場を用意すれば開催できますが、野球は扇型の特殊なスタジアムを用意しないといけないので既に持っていない国がオリンピックを開催する際には建設費用が負担になります。また、開催後の有効活用が難しいとも言われています。
超メジャースポーツ大会であるオリンピックへの野球撤退が決まったことにより、野球の世界的人気が低下することを危惧し、アメリカのMLB(メジャーリーグベースボール)が動きました。
野球の世界的な人気を取り戻すために、MLB主体でプロも参加する野球の世界一を決める大会を作ったのです。それがWBCです。
WBC(ワールドベースボールクラシック)はMLBが主催の大会なので各国のメジャーリーガーが多く参加します。2009年の第二回WBC以降は4年毎に開催されメジャーリーグのシーズンが始まる前、主に3月に開催されています。
プレミア12ができた理由
もともとIBAFという国際野球連盟という組織がありましたが、野球がオリンピック競技から外れたことにより力を失っていました。
そんな中、野球とソフトボールをもう一度オリンピック競技に戻すため、新しくWBSC(世界野球ソフトボール連盟)というものが2013年に発足されました。(今は完全に移行していませんが野球とソフトボールの協会を統合した組織です。)
そのWBSCが野球人気を上げるために、新しく作ったのがプレミア12です。
プレミア12は2015年から4年毎に11月開催されます。つまりWBCはMLBがメインに作った大会、プレミア12はWSBCがメインに作った大会と言えます。
WBCとの違いや、プレミア12の課題
WBCは
を理由に多くの一流メジャーリーガーが参加しますが。
プレミア12は
などの理由でメジャーの一流選手があまり参加していないと言われています。中にはプロの球団を自由契約になった選手などが参加していることもあるそうです。
おわりに
今回はここまでです。プレミア12とWBCの違い、いかがだったでしょうか?他にもそれぞれ違いや色々な問題はありますが、野球がもっと発展していく為には国際大会の盛り上がりは必要不可欠なので今後も是非盛り上がっていって欲しいものです。
ではまた次回!
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