【デザイン】米アップル社のリンゴのマークがスゴすぎる!
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今日は、米アップル社(Apple Inc.)に関する話題です。
アップル社のロゴマーク(2019年現在)↓
アップル社の社名の由来やリンゴのロゴの歴史などアップル社やロゴにまつわるエピソードを解説します。(読了時間は約3分です)
会社名の由来
なぜ会社名がアップル社なのか?アップル社は正式にはアナウンスしていないので、一般的な説を解説します。
- 1 電話帳で最初の方に掲載されるから。
- 2 子供が一番初めに習い誰でも知っている単語だから。
- 3 スティーブ・ジョブズがビートルズのことを好きだから。
- 4 ジョブズがベジタリアンでリンゴが好きだったから。
1と2はマーケティング戦略上の理由です。3はスティーブ・ジョブズはビートルズの大ファンであり、ビートルズのレコード会社がアップルレコードという名前なので、そこから考えたのではないかと言われています。
1976年創業当時のアップルはApple Computer Companyと名乗っていました。
因みに晩年のジョブズが丸メガネを掛けていた理由はジョン・レノンの影響ではないかと言われています。4はジョブズがベジタリアンでリンゴを完璧な食材と考えていたという説です。
アップル社のロゴの歴史
つづいてロゴの歴史について解説します。現在のアップル社のロゴのデザインはリンゴ1つのシンプルなデザインが使われていますが、創業当時のロゴのデザインは今とは違うものでした。
アップル社の初代ロゴ↓ (Apple Computer Company時代)
この初代ロゴは、アイザック・ニュートンがリンゴの実が木から落ちるのを見て
万有引力を発見したというエピソードをもとにデザインされています。スティーブ・ジョブズとロナルド・ウェインによって1976年にデザインされました。
なんか本を読んでいる頭の上に
リンゴが落ちそうですが大丈夫なんですかね?笑(志村うしろ〜! ニュートンうえ〜!って感じです。)
額縁には何やら文章が書かれています。
“Newton… a mind forever voyaging
through strange seas of thought---alone"
僕なりに訳してみます。
「ニュートン、、、永遠に未知の考えの海を航海する精神---ただ一人で」
カッコイイです。Computerも当時の人にとって正に未知の世界だったのでしょう。
そしてこの言葉はジョブズの人生の一部も表している気がします。ジョブズは大学を中退したり、30歳で自分が立ち上げた会社から解雇されたりしています。しかし数々の困難を跳ね除けた彼の人生には絶えず未知の世界を冒険する強い精神力があったのでしょう。
現在のデザイン
その後、ジョブズはロゴのデザインをもっと良くしようと考え、シリコンバレーにある会社のデザイナーであるロブ・ジャノフにデザインを依頼し、彼が現在のアップルのロゴをデザインしました。
「やぁ、僕はロブ!僕がデザインしたよ!」
めちゃくちゃ仕事できる顔してます。
彼がデザインしたリンゴのロゴには人が何かを見た時に美しいと感じるバランスの黄金比が取り入れられていると言われています。
アップルのロゴと黄金比↓
(ちょっとだけ、はみ出てないか?笑)
(気にしない、気にしない♪)
この黄金比は他にもエジプトのピラミッドやレオナルド・ダヴィンチのモナリザ、葛飾北斎の富嶽三十六景などにも用いられていると言われてみます。次回機会があれば黄金比について解説していきたいです。
またこのリンゴが齧られているのは、アダムとイブが知識を知恵のリンゴを食べたエピソードや、物をかじるbiteとコンピューターの単位のバイトbyteをかけているのではないかと言われていますが、
デザイナーのロブ・ジャノフは
「さくらんぼなどの他の果実に間違われないように、ひと目でリンゴだとわかるためにこのデザインにした。」と言ったそうです。
他の説も面白いけどなるほどです。確かにサクランボをちまちま齧る人がいたらめちゃくちゃ嫌ですよね。一口で食べて欲しいものです。
ジョブズ 微笑む
ジャノフがロゴを完成させた後、そのロゴをジョブズに見せた時、ジョブズは多くを語らずに微笑んでうなずいただけだったそうです。
因みに若かりし頃のジョブズは完璧主義者であり短気で、コンピューターの中に入っている基盤のデザインが美しくないという理由でコンピューターを破壊したことのある男です。
それ程このデザインが完璧だったのでしょう。そしてジャノフは「Appleのロゴはこれまでデザインした最高の作品で、このロゴを上回るものはない。」と後にインタビューで答えました。
偉人ニュートンのデザインから始まり、黄金比を用いたデザインに生まれ変わり、完璧主義者ジョブズも黙らせた珠玉のデザイン。それがこのリンゴのロゴなのでした。
今回は以上です。
おしまいっ!
アイザック・ニュートンに関する記事はこちら↓