サルも木からブログ

おもしろき、こともなき世を、おもしろく。

「西遊記」の孫悟空のモデルになった「猿の名前」はいったい何なのか?

スポンサーリンク

西遊記の猿のモデルの名前

今日は「西遊記」に出てくる「孫悟空のモデル」なった「猿の名前」を解説します。孫悟空のモデルにはいくつか説があります。ひとつずつ見ていきましょう。

 

 

キンシコウ

キンシコウ」は中国やチベットの高山に生息している猿です。その体毛や容姿から別名「ゴールデンモンキー」や「コバナテングザル」などと呼ばれます。

 

 

キンシコウの写真↓(中国名=金絲猴

f:id:Jalapeno31:20200526032336j:plain

 

 

最近の実写化作品↓

f:id:Jalapeno31:20200526032315j:plain

  

 

日本では一般的にキンシコウ孫悟空のモデルだと考えられている。

 

 

それは、日本モンキーセンターの園長がNHKの番組でキンシコウ孫悟空のモデルかもしれない。」と言ったためです。

 

 

しかしこれは、1つの仮説が一人歩きしたもので、実際に確証はないです。

 

 

けれど確かに似ている。

 

 

香取慎吾さんが演じた「孫悟空」も金髪だったし。孫悟空をゴージャスな金色の猿と考えている人はキンシコウ説を強く押しているのが現状です。

 

 

しかし、孫悟空のモデルはきんしこうではなくて、インドの猿の神「ハヌマーンとかアカゲザルではないかという説もあります。

 

 

インドの猿の神「ハヌマーン」説 

ハヌマーンインド神話の「風の神」ヴァーユの息子とされていて、変幻自在に体の大きさを変えたり変身することができます。

 

 

ハヌマーンの写真↓

f:id:Jalapeno31:20200526034455j:plain

 

 

中国の演劇の孫悟空

f:id:Jalapeno31:20200526034644j:plain

 

に、似てる!

 

 

ハヌマーン説は結構有力な説です。

 

 

なぜなら、

1、「神通力(超能力)が使えること」

2、「変身能力があること」

3、「服装や装飾が似ていること」

4、「西遊記孫悟空がインドに向かったこと」

5、「ハヌマーンは風の神の息子だが、孫悟空は岩に風が吹いたことによって生まれた」

 

 

などなど、たくさんの類似点があるからです。世界的にはハヌマーン説が一般的だと考えられています。

 

 

アカゲザル

アカゲザルは中国の南部に生息している猿です。泳ぎが得意とされています。

 

 

アカゲザルの写真↓

f:id:Jalapeno31:20200526040330j:plain

 


昔のアニメ↓

f:id:Jalapeno31:20200526041248j:plain

 

 

最近のアニメ↓

f:id:Jalapeno31:20200526041324j:plain

 

 

に、似ている!!



この説の由来は、

1、「アカゲザルが中国やインドで近辺で一般的な猿であること。」

2、「泳ぐのが得意であること」

 

から、アカゲザルではないかと言われています。確かになんかキンシコウの顔より、孫悟空っぽい気がします。

 

 

テナガザル説

テナガザルは中国南部や、インド東部に生息する猿です。前腕が他の猿よりも長く発達している。まれに白い猿が生まれます。

 

 

テナガザルの写真↓

f:id:Jalapeno31:20200526042031j:plain

 

 

昔の孫悟空の絵↓

 

f:id:Jalapeno31:20200526042357p:plain

 

 

これまた似ている!なんか若干手が長い気がする! 

 

 

 

テナガザル説の由来

昔中国の王国に、「白いテナガザルは神聖な存在である」と考えていた文化があり、それが影響して孫悟空になったのではないかと言われている。

 

 

神聖な猿。確かにそこから孫悟空にした可能性は確かにある。謎は深まりますが皆さんはどう思いますか?

 

 

今日はここでおしまいです。

それではまた次回!

 

 

jalapeno31.hatenablog.com