【帰納法と演繹法】をわかりやすく簡単に解説。読み方と具体例もあり。
スポンサーリンク
帰納法と演繹法の読み方
帰納法(きのうほう)と演繹法(えんえきほう)と読みます。今日はわかりやすくメチャクチャ簡単にざっくり解説します。初めて聞く方やどっちがどういう意味か忘れてしまった人向けです。
(読了時間は2分です。)
帰納法と演繹法をわかりやすく解説するための具体例
帰納法と演繹法は両方とも何かの法則を見つけたい時や、何かの予測をしたい時に使います。
有名な水の沸騰の例で説明すると、
「帰納法」
今まで、家で100回水を沸騰させた
↓
全部100度で沸騰した
↓
この水も100度で沸騰するだろう。
(もしくは全ての水は100度で沸騰するんじゃないか?という仮説)
「演繹法」
前提として水は通常100度で沸騰する
↓
この液体は水だ
↓
この水も100度で沸騰するだろう。
それぞれ何かについて予測していますが、考えていく過程が違います。
今までの実験や具体例から推測するのが帰納法で、もともと知っている法則や理論に当てはめて考えるのが演繹法です。特にどっちが優れているとかはなく場面に応じて使い分けます。
帰納法のメリット・デメリット
帰納法のメリットは予測を素早く立てられることです。昔ヨーロッパでペストが流行した時に「なんかネズミに近づくとみんな体調悪くなっているな。」「ネズミがペスト菌を運んでいるんじゃね?」と考えました。これも帰納法の一種です。
大原則や理論が分からなくても素早く予測が立てられるので、そこから対策や原因解決をしていけばいいのです。デメリットとしては「外で3人で野球をしたら3人とも風邪をひいた。」「野球をすると風邪を引くんじゃないか?」などとデータや予測の仕方を間違えると間違えた答えを生んでしまうところにあります。
風邪引かないようにね。
演繹法のメリット・デメリット
演繹法のメリットは前提が正しければ、自分が経験しなくても、予測ではなく正しい答えを導き出せるところです。「人間はいつか死ぬ」「自分も人間だ」つまり「いつか自分も死ぬ。」というようなまだ自分が経験していないことでも答えを導き出せます。
デメリットは初めに法則を知っていなければいけないことと、知っている法則が間違っていた時に答えも間違いになってしまうことです。例えば「全ての左利きの人は天才である。」「あの人は左利きだ。」「あの人は天才だ。」みたいな感じです。
帰納法と演繹法両方使おうね!
帰納法と演繹法どっちが優れているとかはないです。ケースバイケースです。けれど帰納法と演繹法を両方使った考え方が科学的な考え方というらしいです。
かの偉人、「アイザック・ニュートン」もリンゴが地面に落ちる現象を帰納法的に考えて予測し、物理の法則に当てはめながら演繹法的に考えて万有引力を発見しました。
皆さんも、帰納法と演繹法両方使って科学的に考えていきましょうね。なんか科学的に考えるってかっこいいでしょ?
おわりっ!
万有引力について↓
帰納法を論破する方法↓