断れない男
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社会人1年目の頃は飲み会がとても多い。先輩や同期や、学生時代の友達に誘われるから。
あとは合コンとかも多い。社会人になると出会いを求める人が増えるからである。まるで鵜飼の鵜のようである。
(鵜飼とか犬飼とかいう名字は何か格好良い)
けれど、頻繁に飲み会をやると飽きがくる。
グループLINEで飲み会に誘われる。今回も断りのLINEを送ろうとすると、友達の1人が「モンキーキック(僕)は参加しないな。」と送ってくる。
僕は「なぜだ?」と聞いた。人生には疑問がたくさんある。
すると友達は「前回と前々回、そしてその前も君は来ていない。つまり今回も来ない。帰納法的推測さ。」と送ってきた。(帰納法ってのは、昨日見たカラスは黒い、じゃあ明日見るカラスも黒い。そんな感じ。)
そういうノリはちょっと面倒くさい。
けれど、なんか返信しないと。
帰納法を論破する方法がある。
それがこれだ。
「どれだけデータを集めてもその数は有限であり、無限の事柄を言い当てることはできない。byジョン・スチュワート・ミル」と僕は返信した。
その返信の後、「確かにそうだな。つまり君は今回来るんだな?」ときた。
別の返しもあったかもしれないけど、結局参加した。結局楽しかった。
「帰納法」と「演繹法」ってたまにどっちがどっちの意味かわからなくなるけど、飲み会で人を誘うのに機能する方法が「帰納法」なのだなと学びました。そして蛇足の意味を学んだ社会人1年目のある春の夏の秋の夕暮れ。
おわりっ!
本当の帰納法(きのうほう)と演繹法(えんえきほう)の意味はこちら↓